犬・猫の爪切りの選び方|ギロチン式・ニッパー式を比較
「深爪させてしまったら」が怖くて、爪切りを後回しにしていませんか
伸びすぎた爪は、床に引っかかったり、絨毯に引っ掛けて折れてしまったりと、思わぬケガの原因になります。分かっていても、「深爪させて出血させてしまったらどうしよう」という不安から、爪切りをつい後回しにしてしまう飼い主も少なくありません。
もこ(うちのトイプードル)も足を触られるのが苦手で、爪切りもおそらく苦手なタイプです(もこの爪切りをどうしているかは、記事の後半で紹介します)。
この記事では、爪切り選びでよくある失敗を正直にお伝えしながら、後悔しない選び方を整理します。
爪切り選びのよくある失敗、正直にお伝えします
- 深爪させて出血させてしまう:爪の中には血管が通っており、切りすぎると出血し、ペットも飼い主も怖い思いをすることがある
- 嫌がって暴れ、余計に難しくなる:一度痛い思いをすると、次から爪切りそのものを警戒するようになり、悪循環に陥ることがある
- 道具が合わず、うまく切れない:爪の太さや形に合わない道具を使うと、切れ味が悪く、無理な力がかかって爪が割れてしまうことがある
いずれも「爪切りが悪い」という話ではなく、道具選びと進め方次第で防げる失敗です。
失敗しない選び方、3つの軸
1. 体の大きさ・爪の太さに合っているか
小型犬・猫と、大型犬とでは爪の太さが大きく異なります。体格に合わない道具を使うと、切れ味が悪くなったり、余計な力が必要になったりします。
2. 静音性
刃が動く音や振動を怖がる子は多く、静かに切れるタイプを選ぶだけで、警戒心を減らせることがあります。
3. 慣れていない場合の扱いやすさ
爪切りに慣れていないうちは、切る幅の加減がつかみにくい道具もあります。初めは扱いやすいタイプから始めるのがおすすめです。
タイプ別比較表
| タイプ | 特徴 | こんな子におすすめ | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ギロチン式 | 穴に爪を通して切る、静音性が高い | 爪切りの音を怖がる子、猫 | 穴が小さく、厚い爪・巻き爪には不向きなことがある |
| ニッパー式 | はさみのように挟んで切る | 大型犬、厚い爪、巻き爪 | ギロチン式より作動音がやや大きい |
| 電動爪やすり | 爪を削って整える | 少しずつ慎重に整えたい子 | 振動音を怖がる子もいる、時間がかかる |
ギロチン式:静かで扱いやすいタイプから始めたいなら
ギロチン式は、穴に爪を通してレバーを握ると刃がスライドして切れる仕組みで、作動音が静かなのが特徴です。爪切りの音を怖がる子や、初めて爪切りに挑戦する場合に向いています。ただし、爪を通す穴が小さいタイプが多く、厚い爪や巻き爪、大型犬の爪には入らないことがあるため、事前にサイズを確認しておきましょう。
爪切りの音を怖がる子には、静音性の高いギロチン式がおすすめです。
ニッパー式:大型犬や厚い爪には
ニッパー式は、はさみのように刃を開いた状態で爪を挟んで切るタイプです。ギロチン式の穴に入らない厚い爪や巻き爪にも対応しやすく、大型犬に選ばれることが多いタイプです。力を入れやすい構造のため、飼い主の負担も比較的軽くなります。
大型犬や厚い爪には、ニッパー式を検討してみてください。
電動爪やすり:削って整えたいなら
電動爪やすりは、回転するやすりで爪を少しずつ削って整えるタイプです。一気に切る方式ではないため、深爪のリスクを抑えたい場合に向いています。ただし、モーターの振動音を怖がる子もいるため、いきなり本格的に使うのではなく、まずは音に慣らすところから始めるのがおすすめです。
少しずつ慎重に整えたい方には、電動爪やすりも選択肢の一つです。
犬と猫、選び方に違いはある?
猫は犬に比べて爪切りの音や振動を警戒しやすい傾向があるため、静音性の高いギロチン式が選ばれることが多いです。一方で、大型犬や爪が厚いタイプの犬には、ギロチン式の穴が小さく入らないことがあり、ニッパー式の方が向いています。愛犬・愛猫の体格や性格に合わせて、タイプを選んでみてください。
自分で切るのが怖いなら、プロに任せるのも選択肢(もこの場合)
実は運営者自身、以前、実家の犬の爪切りで一度出血させてしまったことがあり、それ以来怖くなって、自分では爪を切っていません。もこ(トイプードル)の爪切りは、いつもトリミングサロンでお願いしています。もこは足を触られるのが苦手なので、爪切りもおそらく苦手だと思います。
爪切りは、必ずしも飼い主が自分でやらなければいけないものではありません。トリミングサロンや動物病院で爪切りをお願いできる場合もあるので(対応内容はお店・病院によって異なります)、「自分で切るのが怖い」「嫌がって難しい」という場合は、プロに任せるのも一つの方法です。
自分で切ってみたい方は、この記事で紹介した道具選びや、下の「よくある質問」もあわせて参考にしてください。無理をせず、飼い主とペットの双方が安心できる方法を選びましょう。
よくある質問
Q. 深爪させて出血してしまいました。どうすればいいですか?
A. 清潔なガーゼやコットンで、出血部分を数分間しっかり圧迫してください。血が止まらない、量が多い等、心配な場合は自己判断せず、早めに動物病院に相談してください。
Q. 爪切りを嫌がって暴れます。どうすればいいですか?
A. 一度に全部切ろうとせず、1本ずつ、あるいは数日に分けて進めるのがおすすめです。無理に続けず、ご褒美を与えながら少しずつ慣らしていきましょう。
Q. どれくらいの頻度で爪切りが必要ですか?
A. 一般的には2〜4週間に1回程度が目安とされていますが、爪の伸び方には個体差があるため、床を歩く音でカチカチと鳴るようになったら切り時と考えるとよいでしょう。
まとめ
爪切り選びは、体の大きさ・爪の太さに合っているか、静音性、扱いやすさという3つの軸で考えると、多くの失敗を防げます。ブラシ等のお手入れ用品の選び方については、以下の記事でもあわせて紹介しています。





