犬・猫の見守りカメラは危険?失敗しない選び方とセキュリティ対策
「見られてる」を安心に変えるために
留守番中のペットの様子がスマホでいつでも見られる。それだけで安心感が全然違います。でも同時に、こんな不安もよぎるのではないでしょうか。
「Wi-Fiが不安定で、肝心なときに映らなかったらどうしよう」「カメラがハッキングされて、家の中を覗かれたりしないかな」
この記事では、見守りカメラのデメリットも正直に共有しながら、安心して使うための選び方を整理します。
見守りカメラのデメリット、正直にお伝えします
見守りカメラは便利な一方で、次のようなデメリットも報告されています。
- Wi-Fiが不安定になることがある:ネット環境によっては映像が途切れたり、確認できなかったりする
- セキュリティリスク:カメラが不正アクセス(ハッキング)され、映像や個人情報が流出するリスクがゼロではない
- バッテリー切れ:バッテリー式のモデルは24時間稼働が前提のため、充電を切らすと撮影できなくなる
特にセキュリティ面では、安価な海外製カメラの一部に、不正アクセスの入り口となる「バックドア」が仕込まれているケースが指摘されています。「安いから」という理由だけで選ぶと、思わぬリスクを抱えることになりかねません。ただし、海外ブランドがすべて危険というわけではなく、通信の暗号化やサポート体制を公式サイトで確認できるメーカーであれば、選択肢になります。後半で、海外ブランドの具体例も紹介します。
失敗しない選び方、3つの軸
1. 信頼できるメーカー・セキュリティ対策の有無
国内サポート窓口があるメーカーや、セキュリティ対策(暗号化通信、二段階認証等)を明記しているメーカーを選ぶと安心です。極端に安いだけの無名ブランドは避けた方が無難です。
2. 自宅のWi-Fi環境との相性
Wi-Fiが途切れる主な原因は、ルーターの同時接続台数オーバーや2.4GHz帯の電波干渉です。カメラをルーターの近く(2〜3m以内)に設置できるか、障害物が少ない場所に置けるかを事前に確認しておきましょう。
3. 電源方式
バッテリー式は設置場所の自由度が高い一方、充電切れのリスクがあります。常時見守りたい場所には、コンセントから給電できるAC電源対応モデルの方が安心です。
タイプ別比較表
| タイプ | 主な価格帯 | こんな人におすすめ | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 日本語サポートのあるブランド(Furbo・パナソニック等) | 1万円台〜3万円台 | セキュリティ・サポート体制を重視したい | 価格はやや高め |
| 海外ブランド(低価格帯) | 3,000円台〜1万円前後(モデルによる) | まずは試してみたい、コストを抑えたい | メーカーのセキュリティ対策・サポート体制を要確認 |
日本語サポートのあるメーカー:Furbo・パナソニックなど
Furboやパナソニックのペットカメラは、日本語の公式サイトや問い合わせ窓口があり、初めての見守りカメラとしても選びやすいブランドです。「海外ブランドか国内ブランドか」よりも、日本語のサポートや公式の情報が確認できるかどうかが、選ぶときのポイントになります。自動追尾機能や暗視(ナイトビジョン)機能を備えたモデルなら、部屋の照明を落としていても様子を確認できます。
口コミでは、カメラの向きをプリセットでき、暗闇でもきちんと様子を確認できて重宝しているという声もあり、正しく選べば満足度の高いアイテムです。
Furboは、本体だけか、見守りサブスク付きかで選び方が変わる
Furboは台湾発のペットテック企業「Tomofun(トモファン)」が開発したブランドで、海外発祥ですが、日本語の公式サイトで日本向けにサービスを提供しています。
Furboの「360°ビュー」は、カメラ本体の基本機能(見守り・双方向会話・おやつを飛ばす機能・自動追尾・カラー暗視・360°の首振り)だけでも使えます。ここに、有料の見守りサービス「Furboシッター」を組み合わせるかどうかで、価格と使える機能が変わります。
まず、カメラ本体の主な仕様をまとめます。(犬用「360°ビュー」。2026年10月時点。仕様・価格は変わることがあります)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 通常価格は犬用29,980円・猫用31,980円(公式サイト。セールで変動) |
| 画質 | フルHD(1080p)、4倍ズーム |
| 首振り | 360°の首振り、自動追尾に対応 |
| 暗視 | 薄暗い場所で自動的にオンになるカラー暗視 |
| ペット向け機能 | 双方向の会話、おやつを飛ばす機能 |
| 通信 | Wi-Fiは2.4GHz帯のみ対応 |
| 保証 | 購入後1年間はメーカー保証。Furboシッターの年間プラン契約中は「製品永久保証」が付く(公式サイトの記載) |
| 有料サービス | 「Furboシッター」(スマート通知・自動録画等)。月額798円。1年契約なら初年度は約559円/月(2年目以降は約638円/月) |
なお、Furboには、2K対応の「Furboミニ 360°ビュー」(定価19,980円)など、別のモデルもあります。ここでは、この記事で紹介してきた「360°ビュー」を例に説明します。
- カメラ本体:通常価格は29,980円です。セールで大きく値下がりすることがあり、時期によって価格が大きく変わります。購入前に、公式サイトで現在の価格をご確認ください。
- Furboシッター(サブスク):月額798円、1年契約なら実質559円/月(公式サイトの記載)。カメラ本体の基本機能に加えスマート通知、自動録画、シッターレポート等が使えるようになります。

※公式サイトより引用
なお、本体の保証は購入日から1年間ですが、公式サイトの記載では、Furboシッターに加入し続けている間は保証が延長される仕組みになっています。
Furboは、犬用と猫用で別製品になっています。 猫用の「ネコカメラ」には、取り外して交換できる「ネコじゃらし」が付属し、外出先からカメラを操作して猫と遊べます。倒れにくいよう3M粘着パッドが付属している点も、猫用ならではの工夫です。犬用は、おやつの発射音を自分の声にカスタマイズできる点が特徴です。価格も、猫用の方がやや高め(公式サイトの通常価格で犬用29,980円・猫用31,980円)です。サブスク(Furboシッター)の仕組みや料金は、犬用・猫用で共通です。
購入時にクーポンコード「LINK2000」を入力すると、2,000円引きになります(2026年10月時点。セール期間中は対象外になるなど、条件が変わることがあります)。 注文前に、実際に適用されるか公式サイトでご確認ください。
気になる方は、公式サイトで最新の価格・キャンペーンを確認してみてください。
・
海外ブランド:Tapo(低価格帯)
海外ブランドのカメラは、本体価格が1万円前後までと手頃な製品が多く、「まずは試してみたい」という方には魅力的な選択肢です。一方で、サポートや保証の内容はメーカーごとに異なるため、購入前に公式サイトで確認しておきたいポイントもあわせて整理します。ここでは、日本で購入できるブランドの具体例を紹介します。
TP-Link「Tapo C200」:録画をmicroSDで完結できる、低価格のパンチルトカメラ
TP-Linkの家庭用見守りカメラブランド「Tapo」シリーズの中でも低価格帯のモデルです。ペット専用ではなく家庭用の見守りカメラですが、首振り機能があるため、1台で室内を広く見渡したい場合の選択肢になります。日本の公式サイトに記載されている主な仕様は、次のとおりです(2026年10月時点。仕様・価格は変わることがあります)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 販売店によって異なり、3,000円台後半〜4,000円前後が目安(購入前に各販売店で確認) |
| 画質 | フルHD(1920×1080) |
| 首振り | 水平360°・垂直114°、自動追尾に対応 |
| 暗視 | 赤外線LEDで、最長12m |
| 録画 | microSDカードに保存(最大512GB)。クラウド保存は有料の「Tapo Care」 |
| 通信 | Wi-Fiは2.4GHz帯のみ対応 |
| 音声 | マイク・スピーカー内蔵の双方向通話 |
| セキュリティ | SSL/TLSによる暗号化通信(公式サイトの記載) |
留守中の映像をmicroSDカードに残せるため、月額料金をかけずに使い始められるのが特徴です。クラウドに保存したい場合は、有料の「Tapo Care」(1台あたり月額400円〜、年額4,000円〜。アプリのストアにより金額が異なり、自動更新)を使います。なお、おやつを飛ばす・ペットと遊ぶといったペット専用の機能は無いため、「見守りと声かけ」が中心の使い方になります。画質を上げたい場合は、2K(300万画素)に対応した「Tapo C210」(4,000円前後が目安)もあります。
録画をmicroSDで残せる、低価格のパンチルトカメラはこちら。
海外ブランドを選ぶときに確認したいこと
- Wi-Fiが2.4GHz帯のみ対応か:Tapo C200は2.4GHz帯のみの対応です。お使いのルーターの設定を確認しましょう
- サポート窓口と保証の内容:日本語のサポート窓口があるか、保証期間は何年かを、購入前に公式サイトで確認しましょう
- 月額料金が必要な機能は何か:クラウド録画や通知などの追加機能は、有料のサービスに加入して使うものがあります
- 正規の販売ルートで買う:公式ストアや、メーカーが案内している販売店から購入すると、保証やサポートを受けやすくなります
代表的な2製品を並べて比較
ここまで紹介した2製品(Furbo・Tapo C200)を、主な項目で並べて整理します(2026年10月時点。仕様・価格は変わることがあります)。
迷ったときの目安は、「おやつを飛ばして遊びたいならFurbo」「まず安く試したい・録画はmicroSDで十分ならTapo」です。どちらの製品も、Wi-Fiは2.4GHz帯のみの対応なので、ルーターの設定は購入前に確認してください。
セキュリティを守るための設定のコツ
- 初期設定のパスワードは必ず変更する(初期パスワードのまま使うのは最も避けたいポイントです)
- アプリ・カメラ本体のソフトウェアは常に最新の状態にアップデートする
- 信頼できるメーカー・正規販売ルートで購入する
Wi-Fiを安定させるコツ
- カメラをルーターから2〜3m以内、障害物の少ない場所に設置する
- 同時にWi-Fiへ接続する機器が多すぎないか確認する
- 2.4GHz帯の電波干渉が疑われる場合は、設置場所や他の家電の位置を見直す
よくある質問
Q. 本当にハッキングされることはあるのですか?
A. セキュリティ対策が不十分な安価なカメラの一部でリスクが指摘されています。信頼できるメーカーを選び、パスワード変更・アップデートを行っていれば、過度に心配する必要はありません。
Q. Wi-Fiが弱い家でも使えますか?
A. ルーターの近くに設置する、電波干渉を避ける等の対策で改善するケースが多いです。それでも不安定な場合は、Wi-Fi中継機の導入も検討してみてください。
Q. 自動給餌器と一緒に使えますか?
A. 多くのカメラ付き自動給餌器は、見守りカメラの機能を兼ねています。別々に用意する場合も、同じWi-Fi環境で問題なく併用できます。自動給餌器の選び方は犬・猫の自動給餌器は詰まる?失敗しない選び方とおすすめ比較で詳しく紹介しています。
まとめ
見守りカメラは、セキュリティ・Wi-Fi・電源方式の3つのポイントを押さえて選べば、安心して使えるアイテムです。留守番グッズ全体の選び方については、こちらの記事でもあわせて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


